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社会保険の種類 |5種類の保険の概要をわかりやすく解説!

保険の知識

公開日:2024年4月12日

社会保険の種類 |5種類の保険の概要をわかりやすく解説!

社会保険には、医療保険、介護保険、年金保険、雇用保険、労災保険があります。これらの保険の概要を説明するとともに、社会保険では不足する保障を補うための民間の保険についても紹介します。

社会保障制度を知らないでいると、本来受けられる保障を受けずに過ごしてしまうこともあります。また、民間の保険に入る場合にも、社会保険からどのくらいの保障があるのかを知っておくことが重要です。それにより過剰な保険に入ることを防ぐことができ、家計の節約にもつながります。ぜひこの記事を参考にしてください。

1. 社会保険とは?

社会保険とは、ケガや病気、失業、退職したときなどの生活が不安定になったときに、国民の生活を支援する公的な保険です。

「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法の精神のもと、健やかで安心な生活を国が保障しています。

ただし、あくまでも「 最低限度の生活 」を保障するものであって、 必ずしも 生活が不安定になる前と同等の生活を維持できるわけではありません。

2. 社会保険の種類

ひと言で社会保険といっても、いくつかの種類(制度)があります。具体的には、医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険です。

そのうち、原則として すべての国民が強制的に加入(年齢条件あり)するのが、医療保険、年金保険、介護保険 です。一方、会社で働いている人が一定の条件で加入するのが、雇用保険、労災保険です。

保険料は必ずしも加入者個人がすべて負担するわけではなく、医療保険、年金(厚生年金)保険、介護保険については、会社勤めの場合は会社と従業員の折半が原則となります。また、労災保険の保険料は会社が全額を負担し、雇用保険の保険料は会社と従業員の折半となります。

2-1. 医療保険

医療保険は、病気やケガ、入院などのときに保障をしてくれる制度で、病院で治療を受けるときの医療費について一定額を負担してもらえる保険です。いわゆる健康保険のことです。

なお、自己負担額の割合は年齢等により異なります。

■医療保険の種類

健康保険 (対象)企業の従業者など
共済組合 (対象)国家・地方公務員や私立教職員など
船員保険 (対象)船員など
国民健康保険 (対象)自営業者、退職者など ※上記に該当しない方


2-2. 年金保険

年金保険は、退職後のセカンドライフを安心して自立して暮らしていくための保険制度です。現役時代に保険料を支払って、老後に老齢年金を受け取ります。ただし、自分が支払った保険料が将来戻ってくる仕組みではなく、現役世代が支払った保険料で年金受け取り対象者に年金を支払う仕組みとなっています。

また、老齢年金とは別に、被保険者が死亡した場合に遺族に支払われる遺族年金もあります。

■公的年金の種類

国民年金 (対象)日本国内に住む 20 歳以上 60 歳未満のすべての人
厚生年金 (対象)厚生年金保険の適用を受ける会社等に勤務する全ての人

※平成 27 10 1 日から、公務員及び私学教職員も厚生年金に加入することとされ、共済年金の職域部分は廃止されました。なお、廃止される職域部分については、施行日前に年金権のある方や、施行日前の加入期間のある方に対しては、施行日以後においても、加入期間に応じた職域部分が支給されます。施行日以後の加入期間については、職域部分に代わり、新たに公務員制度の一環としての「年金払い退職給付」制度があります。

2-3. 介護保険

介護保険は、介護を必要とする高齢者を支える家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えるための保険制度です。

40 歳から第 2 号被保険者となり介護保険料を支払っていきます。 65 歳以上になると第 1 号被保険者となり、所定の介護状態になった場合に、一部の自己負担のみで介護サービス受けることができます。
※第2号被保険者は特定の病気が原因で所定の介護状態になった場合のみ保障の対象となります

2-4. 雇用保険

雇用保険は、労働者の生活の安定や就職の促進、職業の安定、失業の予防や、雇用機会の拡大を目的とした保険です。失業して次の仕事を探している間の生活や就職促進の支援としての求職者給付金の基本手当や、ハローワークの指示による職業訓練を受けた際の技能習得手当などがあります。

また、失業等にかかわらず、国の指定する有料カリキュラムを受講した場合の教育訓練給付金、育児や介護などの理由で休職する場合の休業給付金もあります。

2-5. 労災保険

労災保険は、業務中や通勤の際のケガや病気に対しての治療費の補償、休業した場合の賃金補償を行う制度です。後遺障害が残った場合や死亡した場合にも、被災した労働者やその遺族へ保険給付が行われます。

3. 社会保険があるのに民間の保険がある理由は?

民間の保険には、公的な社会保険を補完する役割があります。

社会保険は、あくまでも生活に困らないための最低限度の保障であるため、実際の生活水準を保つためには不足が生じます。そこで、その不足分に備えるために民間の保険を利用するのです。

例えば、一家の生活を支える世帯主に万一のことがあった場合、遺族年金が支払われますが、それだけでは十分とはいえないため民間の生命保険に入ることにより不足分を補填することができます。

このように民間の保険を活用する場合は、社会保険でどのような保障がどれくらいあるか理解した上で、自分にとって足りない部分を民間の保険で備えるようにするべきです。

■主な民間の保険の種類

死亡保険 死亡や高度障害等で保険金を受け取れます。
医療保険 入院や手術、通院等で給付金を受け取れます。
がん保険 がんと診断されたときの入院や治療等で給付金を受け取れます。
傷害保険 日常生活、レジャー、スポーツ等のケガに備えます。
個人年金 保険料を積み立て、老後等に年金や一時金で受け取ることができるよう備えます。
介護保険 一定の介護状態になったときに給付金を受け取れます。
所得補償
就業不能保険
病気やケガで働けなくなったときに備えます。

※いずれも対象は被保険者となります。

3. まとめ:社会保険の内容を理解して、もしもの時に備えよう!

よくわからないまま何となく毎月給与から引かれている社会保険料ですが、社会保険自体の内容を知ることによってその活用方法が広がります。

例えば、失業したときのためにあると思われがちな雇用保険ですが、 教育訓練給付金など仕事を続けながらでも受給できる手当があります。

社会保険の種類とそれぞれの保険内容を理解して、上手に活用するようにしましょう。

また、社会保険と民間の保険の関係としては、 ケガや病気、失業、退職したときなどの生活が不安定なときに、 社会保険だけではカバーできない部分を民間の死亡保険や医療保険などが補う役割 を担っています。

ただし、民間の保険の必要度は人によって違ってきます。例えば、一見同じくらいの収入の人でも、家族構成や男女の違い、生活スタイル等によって必要な保障額は変わります。そのため、民間の保険は任意での加入となり、万一の際に支払われる保険金も一律ではなく個人のニーズに合わせて設定できるようになっています。

これを機会に、毎月の収支をいま一度振り返り、家計を見直すきっかけにもしてみてください。

執筆者
執筆くらべる保険なび編集部

株式会社LHL(日本生命グループ)にて、「くらべる保険なび」の保険情報コンテンツの企画・編集・制作を担当しています。保険の専門知識を持つメンバーやFP資格を有するメンバーが情報収集や取材を行い、保険に関する基礎知識をわかりやすくお伝えします。

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